【(2)投資は危ないもの】
●投資は危ないからダメ
●投資はギャンブル
貯金が一番
身内が投資に失敗して大きな損失を被(こうむ)ったため、
「投資はギャンブル。やってはいけない」と言われて育った方
このような環境で育った子どもは、
「悪銭身につかず」
「働かざる者食うべからず」
といった価値観を作り上げ、絶対に投資はしない、
貯金しかしないという行動を取りがちです。
また、先日「ギャンブル好きの彼氏に困っています」というSNS投稿を見かけました。
よく読んでみると、
彼氏がつみたてNISAという投資にはまり、将来の資産形成のために彼女にもすすめているとのこと。
彼女は「彼氏が投資詐欺に巻き込まれているのでは?」と心配になって両親に相談したら、
「投資はギャンブルだから、やめさせたほうがよい」とアドバイスを受けたそうです。
そのSNS投稿には、「問題なのはあなたとあなたの両親。お金の勉強をしましょう」とのコメントがついていました。
このように、まだまだ「投資はギャンブルだ」と思い込んでいる人は多いのですね。
ちなみに、
日本は江戸時代まで投資先進国だったのをご存じでしょうか。
世界で初めて先物取引が誕生したのも日本でした。
ところが明治時代に入り、
国を強くするために工業国を目指すことになっていきました。
それに伴い、
小学校から「勤勉に働いて貯蓄に励もう!」と教育されるようになったのです。
その後も国のために、
戦時中は戦争のためにと貯蓄が奨励され、
投資の文化は失われていったと言われています。
日本人が「貯金が一番」という価値観を持つようになったのは、こうした歴史から考えると自然な流れかもしれません。
しかし、
健全に投資を行うことは、豊かな人生を送るうえでは大切な備えです。
2024年はNISA制度が恒久化されるタイミングでもありますので、
これを機に誰もが気軽に、
健全な投資ができるよう、
お金の価値観を見直していただければと思います。
続きは
【お金の価値観】④にまとめてみました👇