チャンスに出会わない人間は一人もいない。
それをチャンスにできなかっただけである。
アンドリュー ・カーネギーの比較的有名な言葉
です。
世の中はあっという間に変わります。
成功する人と成功しない人の違いに実は大きな
差はありません。
能力や知識や学歴などは確かに違いますが、人生そのものを左右する大きな差ではないはずです。
高卒の人が、ちょっとしたアイデアで年収1億
稼いだなんて話もあれば、
東大卒なのに就職できない。なんて人もいます。
テストではいつも満点に近かった。
なんて人でも、仕事になるとなかなか結果が出せないなんてこともあります。
ステータス自体は少し便利になるツールのようなもので、それだけで人生の成否が決まるわけではありません。
そうはいっても成功する人、
周りから評価 ・信頼をされる人たちと、
そうでない人たちの間には確実にある"違い"が存在しています。
それは何か?
それは
「すぐに行動に移せるかどうか」です。
チャンスが訪れたときに、すぐに飛び乗れるか
どうか。
本気でやりたいことが見つかったときに、すぐ
に動けるかどうか。
人から勧められたことを、すぐに実行に移せる
かどうか。
▶この行動力で、すべてが決まってしまいます。
そして、この「すぐに」ということが大切で
す。
▶誰かにアドバイスをされたり、新しいことを学んだり、本気でやりたいと思ったことができたときに、10秒で動けるかどうか。
それが人生を大きく左右します。
すぐに動けない人は、
「あーだ、こ一だ」と考えた末に、チャンスを逃してしまいます。もちろん、無計画、無目的に飛びつく人は失敗することの方が多いかも知れません。
私も、すぐに動くべきだと言っても、なにも
「何の準備もしないうちからいきなり飛び出
せ」と言っているわけではありません。
「やる!」と決める決断の速さと、「やる」ために、さらに「やった結果、成功する」ために必要な行動の速さこそが大事だと思っています。
要は、いつでも「すぐに」動けるよう、日頃か
らの準備が必要なのです。
ただし、すぐといっても思考停止したままただ
我武者羅に飛びつくのはオススメしません。
いえ、思考ばかりせずに行動すべきなのですが、
それは「何も考えなくていい」とは同義ではな
いということです。
/
「いつでも行動できるように、準備しておき
なさい」
\
ということです。
準備が整っていない状態で
「とりあえず行動してみよう」と動いても、す
ぐに混乱し、失敗し、無駄に時間を浪費するだ
けです。
思考はしないのではなく、"あらかじめして準備おく"そしていざ行動を開始する時にはフットワークを軽く動けるようにしておきましょう、ということです。
徹頭徹尾、最初から最後まで
後まで何も考えない人というのは高い確率で時
間を無駄にします。それでは行動しても意味が
ありません。
私も含め、人間にはそもそも怠け癖というもの
があります。
ダメなビジネスマンが「新しい仕事や面倒な仕
事を増やしたくない」と思うように、現状を変
えてまで大変なことをしたくないのが人間の本
心なのです。
「人間の行動」にはある一定の法則がありま
す。
それはチャンスや情報が手に入った際、
わずかな時間のあいだに動くことができる人
はすべてを手に入れ、
時間をかけても動けない人は何も手に入れら
れなくなるというものです。
といっても、実際には40秒の間に行動までしな
くてもかまいません。
あらかじめ準備が進んでいて、情報が脳に入
り、心が共感したとき、わずかな時間で「やろ
う!」と決断ができる人だけがすごい行動力を
手にできるのです。
ではなぜ、短い時間の間に決断し、動くだけで
それほどの違いがでるのでしょうか。それは行
動や決断には「慣性の法則」が働いているから
です。みなさんもすでにお気づきのことだと思
います。
行動し始めるときは力が必要になりますが、
一度でも動き出してしまえば、そのあとは楽に動くことができます。これはバイクや車などをイメージしてもらえればわかるでしょう。
初めに動き出すときは、ある程度のパワーが必
要です。
しかし、すでに動き出している状態であれば、
それほどカを入れなくてもスイスイ進んでいき
ます。
ゼロから1にするときには、エネルギーが必要ですが、10を20にしたり、20を100にしたりするのは、
実はそれほどエネルギーを使わないのです。
・ギアはニュートラルに入れておく
・ガソリンを確認し、補充しておく
・チェーンロックを外しておく
・ハンドルはしっかり握る
・ヘルメットを装着しておく
これらはすべて準備です。
もっと言うなら「目的を確認する」「行き先を決めておく」「休憩場所を特定しておく」なども必要になるでしょう。
この準備が整っていないと、どんなにエンジンスタートしても動かないか、事故を起こすだけです。だから、準備は必ず必要です。
可能であれば、あらかじめ準備しておくことが
望ましいのですが、それが難しい場合、
「決断」してから「行動」を実際に起こすまでに、この「準備行動」から始めなくてはならないことは知っておかなくてはなりません。そして
・エンジンをかける
・安全確認をする
・ギアをニュートラルから1 速に変更する
これが「決断」するということです。
もっとも重要であり、一番の壁になるのが、最初のわずかな「決断」までの時間です。
だからまず、これを突破しましょう。
そのためのメソッドとして重要なのは「気分」
と「視座」を変えること。視座とは、ものを見
る「視点と立場」のことです。
たったこれだけのことで、行動力、実行力、夢
をかなえる速度は、驚くほど上がります。
私も、後になって振り返ってみればよく「チャ
ンスをものにできなかった」と後悔することが
あります。
おそらく、私は「チャンス」をあまりうまく掴めていない部類の人間です。
ですが、それはチャンスが少ないということではありません。
きちんと振り返ってみると、
「あの時こうしていれば。!」と言う後悔はたくさん出てきますが、
それって要するにやり方"さえきちんと選択できていればうまくいくチャンスだったわけですからね。
人は生き、何かしら行動し続けている以上、
常に身の回りに変化が伴っています。
だから、その変化をどのように感じ、
どのように受け止めるかで、
人の未来は変わっていくわけです。
その中では、「チャンスが無い」「チャンスに恵まれない」と言うのではなく、私たち自身が
チャンスを「チャンス」と気づけていない
チャンスと気づけても、決断や選択を誤り、
つかみ切れていない
と言うだけなのだと思います。
気づけていない、認知できていないのならば仕
方ありませんが、
少なくともチャンス (になるかもしれない) と思えるようなことであれば、
▶まずは「行動を起こす/起こさない」のところで足踏みするのは止めましょう。
選択を誤って、チャンスを棒に振るのはまだマ
シです。
振り返り、次の成功につなげることができますから。
ですが、決断を遅らせてチャンスを棒に振るというのは、行動すらいていないから振り返ることもできません。次に活かせないのです。
失敗してもいいので、と言うか成功するまで続
ければ、それは「失敗も成功のもと」になる重
要な栄養素でしかないので、どんどん失敗しな
がらでも「行動」 を起こすことに注力していか
ないと、チャンスをつかむ機会は圧倒的に減っ
ていくことになります。
「行動を起こさなければチャンスは絶対に掴め
ない」というのは、「宝くじは買わないと絶対
に当たらない」と言うのと同じですね。
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